人生とドライブは似ている!?【その1】

 

皆さん、ドライブは好きですか?

自分で運転するという人でも、助手席専門という人でも、
風を切りながら、大自然や美しい街並みを駆け抜ける万能感はたまらないですよね。

それが海が一望できる高台や、夜景の見える橋ならいとおかし。
お気に入りの音楽を聴きながらならなおよし。
さらに大好きな人とお喋りしながらならもはや言うことなし。

目的地になんて着いても着かなくてもどっちでもいい。
ずっとこのまま車を走らせていたい。

 

そんな風に思うこと、ありませんか?

 

ちなみに僕は昨年、乗っていた愛車(軽トラ)が壊れてしまってからは
あいにく車なし生活をしているのですが、もともとドライブは大好きです。

(何せ埼玉の自宅から和歌山の熊野まで軽トラで旅行に行ったことがありますからね!
てか、そんな無茶をさせ続けたから壊れたのかも…)

 

それでよく思うんですよ。
人生とドライブってよく似てるなって。

 

 


似ているところ・その1


車にはスピードメーターとかタコメーター、燃料計などが付いていますよね。
人間の感情って、それと同じようなものだと思うんです。

感情というのはあくまでセンサー

メーター類の指し示す値によって自分の車のスピードやエンジンの回転数、残り燃料等の状態を知ることが出来るように、
自分の感情によって自分の状態、もっと言えば、自分の中にどのような観念があるかを知ることが出来るわけです。

ですから、それを確認することで、このままでOKと判断したり、
場合によっては即座に自身の状態を修正する行動が取れるわけですね。

 

ここで、もしかしたら
ネガティブな感情は〇〇すると消える!今ここで穏やかな心を取り戻す3つのポイント
という記事で言っていた事と矛盾するのでは?と思う方がいらっしゃるかもしれないので、
誤解のないように言っておくと、

感情を見ないようにした状態で解決策探しをするのがあまり良くない
と言っているんですね。

 

それってメーター類を見ることなしにスピードや回転数を増減させたり、
エンプティランプが着いてるのに気付かずに高速道路に乗っちゃったりするようなものです。

もっとひどくなると、
メーターの針がレッドゾーンに入っているのに、

「こんな事はありえない!」

と言って針を手でグイッとゼロに戻してしまったり、目盛りを書き換えてしまったり…

 

心当たりありませんか?

 

僕は結構、会社員時代に知らず知らずのうちにやっちゃってました。
傍から見たら「やばいよそれ」みたいな状態だったみたいです…
(あくまで自身の感情の扱い方についてですよ。)

 

ってなわけで、

車の状態を知るにはメーターを見てあげればいい

それと同じで、

自分の状態を知るには感情を感じてあげればいい

ということだと思うんです。

(もちろん、メーター類だけでは分からない車の状態があるように
感情だけでは分からない自分の状態というのも存在しますが)

その上で初めて、本当に的を射た原因探しや解決策探しが可能になると思うんですよ。

 


似ているところ・その2


他にもこんな経験はありませんか?

たとえば高速道路を走っている時に「はみ出さないように」と思って
右か左の白線ばかり見ながら走っていると、
知らず知らずのうちに見ている白線側に車が寄っていってしまう

それを修正しようと小刻みにハンドルを動かし、結果、車がふらつく

そして下手をすると急ハンドルで線をはみ出すどころか壁にドッシャーン!

不思議ですよね。
白線からはみ出さないために見ているのに。

 

なので教習所でも、基本的には進行方向の“遠く”を見据えなさい、と習います。
(もちろん周囲に気を配ることは忘れずに、ですよ?)

これって願望実現のプロセスと非常に似ていると思うんです。

自分の「こうなりたい」という目標があったとして、
そこから逆算して、

「今の自分にはここが足りない、じゃあこうしなきゃ」
「あれも足りない、だったらああしなきゃ」

…っていうように“問題(だと自分が思っていること)”ばかりを見ていると、

 

問題に自分から寄っていく

問題を解決して中心に戻ったと思ったら、また問題を見つけて寄っていく

ふらつく

下手をすると壁にドッシャーン!

ってなるんじゃないかな〜と。

 

何より、足りないところや問題ばかりを見続けなきゃならないので、
だんだん辛くなってくるんですよ、これ。

しかも、それは本人が思っているほどには実は問題じゃなかったりするんですよね。
問題だと思っている事象そのものより、問題を探す思考の方が問題だったりするんです。
(この辺の話はまた改めて記事にしますね)

 

だったらどうすればいいのか、と言えば、
きっと車の運転みたいに進みたい方向の“遠く”を見据えながら、
あまりジタバタせずにいれば、今度は自然とそっちに向かっていくと思うんです。

進みたい方向の“遠く”、何だか変な日本語ですね(笑)
大きなビジョンとか、ワクワクする夢とか願望、と言い換えれば分かりやすいでしょうか。

 

で、そのときの自分のハンドルの動かし方、その力の抜き具合が、
人生をスムーズに生きる上での心得や力の抜き具合に通じるものがあるんではないかと。

 

さらに突き詰めると、
自分が進んだら、またその地点から進みたい方向の“遠く”を見るってことですよね。

ずーっと同じ地点を見ていれば、さっき言ったように、
そこに寄っていって急ブレーキで停車、ひどければドッシャーン!ですからね。

たとえば会社などでも「現状維持でいいや」ってなった途端に
頭打ち、そして衰退していくと言われていますが、
それはこういうことなんじゃないかと。

ですからもしご自分の人生が思うように発展していかないなと感じる方は
もっと遠くを見る必要があるのかもしれませんよ。
あくまで進みたい方向の、ね。
きっとあなたにはそのビジョンは小さすぎるんです

 


まとめ


…というわけでここまで、

  • 感情はメーター類と似ている
  • 運転も願望実現も、なるべく進みたい方向の“遠く”を見た方がスムーズにいく

という話をしました。

 

思いがけず長くなってしまったので、続きはその2にて。

 

それでは素敵なムカデライフを。

 

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