【ホ・オポノポノ(体験記)】自己愛とは“自分を好きになること”ではない

 

ムカデの皆さん、こんにちは。
どうも中津です。

前々回、前回とハワイのセルフヒーリング(クリーニング)法であるところの
ホ・オポノポノについて、私なりに解説させて頂きました。

 

未読の方はこちら:

 

今日は私自身がホ・オポノポノの実践によって体験した、
“ある出来事”についてシェアしたいと思います。

 

正直、これを語るのは恥ずかしさも、そして怖さもあります。

でも自己愛を育む(高める)ことについて、
少しでもあなたのお役に立てればと思い、
あえてお話しさせて頂くことにしました。

 

ちなみにこれがホ・オポノポノの狙いとするところなのか、
あるいは副産物的なものなのかは未だに定かではありません。

また、「その時、奇跡が起こったんです!」
…というようなドラマティックな展開も特にありません。

しかしながら、それは私の人生においては
間違いなく重大なターニングポイントとなった瞬間でした。

 


きっかけは報われない片想いだった


さて、皆様の期待値を下げつつも仰々しい前振りをして、
一体私がどんな困った状況に陥ったのかと言えば、
何の事はない、単なる失恋です。

しかも片想いの、という何とも面白みに欠けるエピソードです。

 

詳しい状況などはここでは割愛しますが、
その当時の自分はセルフヒーリング法セルフコーチング術
本格的に探求し始めて半年と少し経った頃でしたので、
自分の知識を総動員してその辛い状況を何とかしようとしたわけですね。

 

“私は彼女のベストパートナーである”というアファーメーションを行ったり、
引き寄せの法則を働かせようと夢ノートや感謝ノート、イメージング
果ては部屋の模様替え、というか仕様替えまでしたりしました。

それこそ一人暮らしの部屋を完全に二人仕様にしたり、
(テーブル、イス、食器、スリッパなども全部2組に)
車を運転する時も助手席には荷物を置かないようにしたり…
(助手席は“彼女の席”だから)

 

瞑想なんかも暇さえあれば行なっていましたね。

 

もちろん本人と顔を合わせる時は、
“もし自分が彼女のパートナーだったらどうするか”
っていうモデリング擬きをした上で行動していました。

 

…引くでしょ?(笑)

 

でもね、これ
「それで相手に振り向いてもらえたんです〜」
的な体験談や方法論を片っ端から取り入れたらこうなったんです。

(ここには載せられないような事もしてましたね…)

要はDo(思考や行動)にばかりフォーカスしていたんですわ。

 

結果、状況はさらに悪化

 

最終的には、
「あなたの気持ちには応えられないし、迷惑なんでそういうのやめてもらえますか?」

とはっきり言われる始末。
(なぜバレたし)

 

今にして思えば、
「そりゃそういう状況を引き寄せるはずだわ」
って納得できる話なんですが、その当時はもう必死だったんですね。

もちろんBe(観念や感情)が大事だということは当時から知っていたんですよ?
でも“知っている事”と“出来る事”は全然違うんですよね。

 


結論:自己愛を高めるしかない


それで、結論として私が導き出したのは

「きっとこの状況は自己愛の低さが招いたんだ!」

ということでした。

 

そこでホ・オポノポノを使ってインナーチャイルドを慈しむ
という事を四六時中行っていたわけですね。

バードウォッチングなんかに使うカウンターがありますよね?
ボタンを押すと数が加算されていくやつ。

あれ(私は“念仏カウンター”と呼んでいました)を使って
1日に2,000〜3,000回くらい、
“ありがとう”、“ごめんなさい”、“許してください”、“愛しています”
と心の中で唱えていたんです。

 

やばいヤツでしょ?完全に(笑)

 

まあ正直、仕事も何も手につきませんでしたよね。
そんなんじゃ。

 


人生32年目にして初めて、自分と“和解”出来た瞬間


で、それを始めて数週間したある日の事です。

毎日「ごめんね、許して」「これからはちゃんと愛するから」
と自分に向かって悔悛の言葉を投げかけ続けていた私に、
ふと“声”が聞こえてきたんですね。

 

「そんなに謝るなよ」

「これまでだって十分愛してくれていただろ?」

「だからここまで来れたんじゃないか」

 

それは単なる独り言だったのかもしれません。

でもその言葉が聞こえた瞬間、涙がドバドバ溢れてきちゃったんですよ。
それこそ嗚咽を漏らしてしまう程に。

(ちなみにコレ職場にいる時。周りに誰もいなくて良かったナリ。)

そしてその瞬間、自然と感謝の気持ちが溢れてきました。

 

それが私の人生32年目にして初めての、
自分との“和解”の瞬間でした。

悲しんでいる自分それを励まそうとする自分
2人の自分がひとつになった瞬間でした。

 

もしかしたら幼い頃はひとつだったのかもしれません。
でも成長する過程で、いつの間にか分離してしまっていたのですね。

 

まさにこの分離していたものが“合った”状態
言うなれば完全な状態、がまごうことなき“愛”なのです。

 

“合い”“愛”です。

 

自己愛とは、“自分を好きになること”ではないんです。

“分離している自分がひとつになること”なんですね。

 

引き寄せの法則でも、ディマティーニメソッドでも、
より多くに分離した状態は波動(周波数)が低く、
それらが統合された状態は波動(周波数)が高い、
とされています。

つまり前回登場した“自己愛が低い or 高い”というのは、
“自分が分離しているか or 統合されているか”ということに他ならないんです。

 


自分やこの世界を信頼できるようになった


それから私にある変化が起きました。

仕事でも家事でも、身体がスッと動くようになったのです。

もしかしたらこれがホ・オポノポノでいうところの
神聖なる知能からのインスピレーションが降りてきて
“気が付いたらそうしている”状態なのかもしれません。

 

これまではその都度“どうするべきか”考えていました。

そして考えた結果、実行しなかった時はいつでも自分を責めていました。

 

でも、それからは

「自分は必要な事が必要な時に出来る」という確信

が生まれたのです。

 

自分やこの世界を信頼できるようになったんです。
“信頼しよう”と言い聞かせるのではなく、自然に信頼できるようになったんです。

だから“やらない”という決断をした時も、自分を責めなくなりました
だって必要な時が来れば自分はやる、って分かっているから

 

これ、言葉で言うのは簡単なんです。
でも腑に落ちている人ってなかなかいないんじゃないかと個人的には思います。

もちろん、今でも時々は自分が分離してしまう時はあるんですよ?

ただあの瞬間、あの“愛”の状態を知った自分には
“そこに立ち返ろう”という引力が働くようになった気がするんですよね。

 

大切なのでもう一度、繰り返しますね。

 

自己愛とは、“自分を好きになること”ではないんです。

“分離している自分がひとつになること”なんです。

 


まとめ


ということで私独自の解釈も交えながら、
ホ・オポノポノ体験記をお送りさせて頂きました。

 

ところで、今回も含めこれまでもいくつかの記事で登場している“引き寄せの法則”

次回はこの“引き寄せの法則”について私なりに解説したいと思います。

と言っても、実はこれまでの記事でほとんど基本的な概念は説明しちゃってるんです。
ですので、また私の体験談をメインにお話させて頂くつもりです。

 

…で、結局その片想い相手とはどうなったかって?

そうですね、それもまた次回にお話ししますね。
(と言っても先刻申し上げたように、皆さんが期待するような展開はありませんw)

 

次回はこちら:
“引き寄せの法則”はドラゴンボールではない

 

最後までご覧下さり、誠にありがとうございます。

素敵なムカデライフを。

 

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