あなたが教えを請うべき相手、請うたらアカン相手

 

突然ですが、あなたは全知全能ですか?

→はい
 いいえ

 

 

まあ、余程の自惚れ屋さんか極度の厨二病でない限り、
答えは“いいえ”ですよね。

 

ですから僕らはあれこれ悩んだり迷ったりしますし、
それを解決、あるいは解消しようと誰かの知恵を借りようとします。

いわゆるセミナーコーチングセッションもそうですし、
家族、知人、友人への悩み相談などもそうですね。

 

で、ここからが今回のテーマ。

その教えを請うたり、相談をしたりする相手…

 

本 当 に そ の 人 で 大 丈 夫 で す か ?

 

…ちょっとホラーチックになっちゃいましたね笑

でも冗談じゃなくこれ、本当に重要なことなんですよ。

 

ここを間違えると、
あなたの抱えている問題が解決(解消)するどころか、
もっと悪化するまであるのです。

 

というわけで今日は、
あなたが教えを請うべき相手、“したらアカン相手”
についてお話しします。

 

人間関係、恋愛、仕事、お金、
その他諸々の人生における悩み…

それらを相談する相手を選ぶ際にも
今日の話はひとつの判断基準となります。

すなわち、あなたがこれから何かを学ぶ際の
メンター(師匠)探しにも役立ちます。

 

また、ここを意識することで、
いわゆる“情弱(情報弱者)”から脱却することも可能になると思います。

情報の海で遭難することなく、
自分の進みたい島へと辿り着きたい方は必見です。

 


教えを請うべき相手、請うたらアカン相手


それでは早速答えをお伝えしましょう。

はじめに言っておくと、これがすべてではありません。
でも基本的なことなので是非理解しておいて下さいね。

 

あなたが教えを請うべき相手、それは…

 

 

 

“結果”を得ている人です。

 

あなたが「こうなりたい」という状態に
すでになっている人のことですね。

 

…そりゃそうですよね。

一部例外もあるかもしれませんが、基本的に
そこにいる時点でそこに辿り着く方法は知っているわけですから。

 

とってもシンプルな話です。

逆に言えば、“結果”を得ていない人には、
教えを請うたり、相談をしたりするべきではありません。

 

カレーを作ったことがない人に
カレーの作り方を教わるトンチンカンはいませんよね?

それと同じです。

 

「何を今更…そんなの当たり前じゃないか。」

と思いましたか?笑

 

でも、僕らはどれくらいこれを意識できているでしょうか?
結構、やらかしちゃってませんか?

 

“恋人いない歴=年齢”の友人に恋愛相談をしたり、

サラリーマンしか経験したことのない両親に独立起業の相談をしたり、

SNSに寄せられた匿名のクソコメ(※)に一喜一憂したり…

 

———————————
※についての補足
———————————
まあ、そのコメ主が必ずしも
結果を得ていないとは言い切れませんが、
どんなジャンルでも第一線で活躍するレベルの人は
そんなに暇じゃないと思うんですよね。

そうかと言って時間的余裕のある
いわゆる“暇人社長”のような方なら尚更、
“時間をどう使うか”に重きを置いていますので、
そんな時間の使い方はしないはずなんです。

つまり、コメ欄で他人に噛み付いたりしている時点で
成功していないか、半端者である可能性大です。

これは批判コメに限らず、賞賛の言葉であっても然りです。

ですからやはり、
“結果”を得ているか分からない相手のコメントは
話半分に聞いておいた方が無難です。

(補足ここまで)

 

もちろん、どんな人でもその人なりに何かには成功しているので、
まったく得るところがないわけではありません。

 

たとえば恋人は出来たことなくても、
男性or女性の気持ちは代弁できる異性の友人や、

起業こそしていなくても、
その業界について並外れた知識と経験を持っている人など、

“部分的に”結果を得ているならアドバイスを求めてみる価値はあるでしょう。

(その場合は物事を抽象化して見るスキルや、
情報の断片を統合する能力が必要になってきますね)

 

ただ、たとえばカレーを作りたいのに、
まず肉じゃがの達人に弟子入りして、
その後でシチューの達人に弟子入りして…

ってしますかね?

つまり、
わざわざ似た工程がある別の料理をあれこれ習うよりも、
最初からカレーの達人に教わった方が早くない?
という話なんです。

 

“似た工程”についてはカレーが作れるようになってから
そこに深み広がりを出す必要性を感じた時に初めて学べば
それで十分なんじゃないかと思います。

 

ですからやはり、結果を得ている人を探して
その人に教えを請うたり、悩み相談をするのが
基本中の基本だと思うわけです。

 


「この人だから出来た。自分は違う。」という意見について


…と、ここまでは多くの発信者さんも仰っている話。

ここからは僕の考えも交えながらお話ししますね。

 

成功者を前にして、あなたも一度は思ったことありませんか?

「それはこの人だから出来たんだ。自分とは違う。」

って。

 

それ、あながち間違いじゃないかもしれないんです。

 

ただし、希望を捨てないで欲しいので言っておきますが、
憧れを抱く時点であなたもそうなれる可能性が高いです。
(理由は後ほど)

 

このサイトではおなじみのDr.ディマティーニによると
僕らは一人一人が特有の価値の序列を持っています。

“何に価値を置いているか”の優先順位、ランキングですね。

 

そして、その価値の序列に基づく“偏向的注意力”を発揮しています。

これは“どうしてもそうなってしまう”類のことであり、
「これを優先させよう」などと、思考レベルであれこれ弄って
変えられるようなものではないんですね。

平たく言えば才能個性というやつです。

 

ですから、
あなたの求める“結果”を得ている人を見つけたとしても、
その人の“あり方”や“やり方”があなたにもそのまま
当てはまるとは限らないわけです。

 

う〜む、困りましたね。

 


そもそもなぜその結果が欲しいのか?


では、困った時の“そもそも論”。

そもそも、あなたはなぜその“結果”が欲しいのですか?

 

 

どうですか?

 

親や先生にそう教え込まれたから?

憧れのあの人がそうだから?

世間一般ではそうあるべきとされているから?

 

実は上記はすべて

他人の価値観>自分の価値観

と認識している状態です。

 

これらの
「〜すべき」や「〜でなくてはならない」といった
観念に捉われて生きている時、

すなわち自分の最高の価値観に従っていない時、
僕らの“偏向的注意力”は発揮されません。

 

つまり、学びの効果が著しく低下してしまうのです。

 

一番いいのはやはり、自らの価値観を知り、
それに沿った生き方を選択することです。

 

それによって、

「あれ?この“結果”、そんなに欲しくないかも」

となることもあるかもしれません。

 

でもそれはそれでいいんです。
それはあなたにとって重要じゃなかったんですね。

 

あなた自身の価値観でなく、他の誰かの価値観だったんです。

 

ですからまずは自身の最高の価値観を知ることが大切です。

あなたが学びを深めようなどと決意する必要もなく、
勝手にそれに関する情報やスキルをものにしてしまうこと
は何ですか?

それを確信できますか?

 

ここがクリアになればなるほど、
あなた自身の価値観に沿った“結果”を得ている人
自然に見つけてしまうでしょう。

そしてその時、あなたの“偏向的注意力”によって
その“結果”を得ている人からグビグビ学ぶことが出来るでしょう。

 

◎価値の序列を知るワーク
【バリュー・ファクター】“好きなことで、生きていく”が結局一番効率がいい理由】
という記事にてご紹介しています。

 

もっと詳しく知りたい方は、Dr.ディマティーニの
Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業
という本が超絶おすすめです。

 


まとめ


というわけでまとめると、

あなたが教えを請うたり、相談をしたりするべき相手
あなたの求める“結果”を得ている人である

これが基本

 

で、あなたが本当に求めている“結果”を知るために
あなたの最高の価値観が何なのかを明らかにし、それに従う

これが必要不可欠だということですね。

 

むしろ
自分の最高の価値観に従うことで
“偏向的注意力”が発揮されるため、

あなたが教えを請うたり、
相談をしたりするべき相手は自ずと見つかる

という方が正確かもしれません。

 

この状態の時、あなたは単なる相談者ではなく、
ある種の“求道者”となります。

その時、あなたに関わるあらゆる人間、
あるいはあなたに起こるすべての現象が
あなたに必要な教えを授けてくれるでしょう。

 

あなた自身が
自分の最高の価値観を満たすことをそれらの中に見つけてしまう

または
それらを最高の価値観に結びつけてしまうからです。

 

さっきのカレーの作り方の例で言えば、それは
肉じゃがの達人やシチューの達人からも学べる人間
になっているということなのです。

 

ここであなたは

「あなたの求める“結果”を得ている人から学べ」

というさっきの言葉と矛盾しているように感じるかもしれませんね。

 

ここで述べておきたいのは

あなたの求める“結果”を得ている人を仮にAさんとして、
あなたが憧れているのはAさんそのものではない
ということです。

 

そうではなくて、Aさんの中に存在する“要素”なんです。

 

そして、あなたが見ているその“要素”こそが、
あなた自身の価値観を反映したものなんですね。

 

自分の価値観にないことには憧れは抱けません。
アンテナが反応しないわけですから。

 

逆に言えば憧れを抱く時点で、
あなたにはその“要素”が必ずあるのです。

 

この辺りは
【そげぶ】嫉妬を感じたらチャンス!あなたの幻想をぶち壊す3ステップ
という記事でもお話しましたね。

 

ですから
憧れを抱く時点であなたもそうなれる可能性が高い
と述べたのです。

その“要素”を成長させることは可能だということです。

 

そして、
もしあなたがカレーを作れるようになりたいなら
肉じゃがの達人やシチューの達人から学ぶより、
カレーの達人から学んだ方が良い、と言ったのは、

その“要素”をより多く持っている人
すなわちあなたの価値観と共通する部分が多い人から
学んだ方が一度に多くを学べて効率がいいんじゃない?
というだけの話なんですね。

 

もちろん、
共通点が少なくても、ある特定の“要素”については
尋常でないレベルの人
から学ぶのも効率がいいです。

 

ただしこの場合、その人の価値観に影響を受けすぎて
自分の価値観を矮小化しないよう注意して下さいね。

 

…というわけで今回は

あなたが教えを請うべき相手、請うたらアカン相手

についてでした。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございます。

素敵なムカデライフを。

 

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