より進化のサイクルを早めるアウトプットのコツ

 

ムカデの皆さん、おはこんばんちは。

今回は前回でお約束しました通り、
“より進化のサイクルを早めるアウトプットのコツ”
についてお話しますね。

※前回の
なぜアウトプットが人生を変えるのか?
をまだご覧になっていない方は、そちらも併せてお読み頂ければと思います。

 


より進化のサイクルを早めるアウトプットのコツ


アウトプットのやり方はノートに書き留めるだけなど、
自分の中だけで留める方法をとることも出来れば、

会話や講義、ブログやSNSへの投稿など、
他者と共有する方法をとることもできますよね。

 

より進化のサイクルを早めるアウトプットのコツ、
それはずばり、後者の“他者と共有する”ということです。

 

なぜなら、前回の記事でも少し触れましたが、
他者にアウトプットを共有する場合は相手の使っている言葉、
もっと言えば相手の生きている現実に寄り添う必要がありますので、
相手の知っている何かに例える行為などを通じて、
共通点や法則、公式などを見出す能力が養われます。

それによりその物事に関する応用力が培われます。
(おまけに人間のことも色々と勉強できるでしょう)

また、相手から質問やツッコミを受けるなどして、
その物事を正確に理解しているかを知るきっかけ
あるいはより多角的に見れるようになるきっかけ
なども得られるようになります。

 

もちろん一人で完結するような形式(日記など)でもこれらは得られないことはありません。
(セルフツッコミや想定質問への回答などを通して)

でも、これは私だけではないと思うのですが、
一人完結のアウトプットってどうしても
「まあ、いいか」
が発生しやすい気がするんですよね(汗)。

クオリティ的にも、行為そのものに対しても。

ですので、他者の介在があった方がより促進されることは間違いないかと。

 

さらに誰かにあなたのアウトプットを共有するということは、
その誰か(仮にAさんとしましょう)にとって良いインプットとなる場合があるのです。

あなたはあなたに素晴らしいインプットを授けてくれた人と同じように、
そのAさんに価値を提供できるのです。

しかもそれは前回も述べた通り、あなたの価値観に従って、
これまでインプットされてきた数多の情報の海の中で、
化学反応を起こした唯一無二の情報です。

言い換えれば、それらの情報たちはあなたの価値観を色濃く現すものです。
あなたはアウトプットを繰り返すことで単なる情報ではなく、
あなたの価値観、世界観を表現していくことになるのです。

 

さらにさらに、そのあなたの価値観、世界観をインプットしたAさんが
また自らの価値観に従ってアウトプットをしたとします。

何度も述べている通り、アウトプットすることでAさんは進化、成長出来ます。

この時点であなたはAさんという他者に進化、成長という価値を与えているのです。

 

さらに(×3)、このAさんの価値観、世界観があなたや他のBさん、Cさん、etc…のインプットになり、それに応える形で誰かがアウトプットをして、また誰かのインプットとなって…

といった風に、進化や成長という価値の連鎖が続いていく可能性も生まれるのです。

 

世の中に価値を提供する人は、必ず世の中からも価値を提供してもらえます。
それがたとえばお金という形だったりするわけですね。

俗に言う成功者という人々はこの与える価値の質や規模が大きいから、
その分、リターンも大きいのです。

そしてそのリターン分をまた進化、成長のサイクルに再投資することで、
さらに自身も世の中も進化、成長を続けていくことが可能になるのです。

 


他者とアウトプットを共有することのリスク


さて、ここまでアウトプットを他者と共有することのメリットを挙げてきました。
何だか良いことづくめな気もしますが、当然、デメリットも同じだけ存在します。

デメリットというよりはリスク、ですね。
ここでは私が思う3つのリスクを見ていきましょう。

 

その1:それなりにエネルギーを使うリスク

これはもちろん一人完結の場合も含めてアウトプット全般に言えることですね。
やはりインプットとは比にならないくらい、アウトプットの方がエネルギーを使います

さらにそれが他者相手であれば尚のことですね。

 

でもだからこそインプットもアウトプットも、
エネルギーが自然と湧いてくるようなものをテーマにした方が賢明です。

端的に言えば“好きなこと”を選んだ方が良いってことです。

 

先日参加した“ブレイクスルーエクスペリエンス”という2日間のセミナーで、
Dr.ディマティーニがあらためて教えて下さいました。

「人は皆、自分の価値の序列(優先順位)を持っている」

 

優先順位が最高位の価値観に沿って生きる時、
最大の注意力、集中力、そしてインスピレーションがもたらされ、
自らを成長させるようなチャレンジを求めるようになり、
同じくらいのサポートを受け取ることが出来るようになります。

逆に優先順位の低い価値観に沿って生きる時、
たとえば他人の価値観や社会的理想通念といったものに沿って生きる時、
力もインスピレーションも湧かず、その分外からの動機付けを必要とし、
不平や不満が多くなり、チャレンジを避け、サポートばかりを求めるようになります。

 

というわけで情報のアウトプットに関しても、
“好きなこと”をテーマにした方が、自身のエネルギーの枯渇は避けられる可能性が高いです。

 

でも、もしあなたが今現在エネルギーが湧いてこないことを扱っていると感じた場合も、凹む必要は全くありません。

あなたは素晴らしいギフトを受け取ったのです。
「これじゃないよ」って教えてくれる、“気付き”というギフトを。

それも立派な“進化、成長”なんですから。

 

その2:他者からの影響を受けるリスク

これは分かりやすいですね。
過度に賞賛を求めたり、批判を恐れたりして相手に媚びてしまい、
結果として自分の世界観ではないものを自分の世界観のように発信してしまうリスクです。

 

確かに、他者と価値観を共有するのは心地よいものです。

ですが共有しやすくするために相手に寄り添おうとするあまり、
自分の価値観、世界観を曲げてしまっては本末転倒です。

 

「自己正当化をして他者の言うことを全て無視しろ」と言っているわけではありませんよ。

“好きなもの、本心から良いと思うもの”はどんどん取り入れていけば良いと思います。
それは自分の価値観のアンテナが反応している証拠ですからね。

 

しかし、たとえばウケるからという理由だけで、
あるいは批判を避けるためという理由だけで、
アウトプットのテーマに自分が何の興味もないものを取り扱っても、
先に述べたような理由によってエネルギーが枯渇しやすくなり、
やればやるだけ自分が辛いだけですし、

「あ、こいつ本当は全然コレ好きじゃないな」

と受け取る側にもバレるものです。

(もちろん、やっていくうちに好きになることもないわけではありませんが)

 

そうなればそうなったでまたウケなくなっていくし、批判もされるんです。

好きなことを扱っても、好きでもないことを扱っても
どうせ誰かには嫌われる運命にある…

だったら、好きなことを扱う方が良くないですか?

 

それに、批判だけということはありえません。
必ず賞賛応援もセットで付いてきます。

あなたの世界観が大好きって人ですね。

 

さらに言えば、“賞賛が良いもの”、“批判が悪いもの”ってわけでもないんですね。
出来事や行動、それ自体には絶対的なポジティブ・ネガティブってないんです。

ただ目の前の出来事、行動に対して、自分が過去の記憶を参照して
「ウホッ!いい出来事…」とか「もぅマヂ無理。」とか、
瞬時にジャッジしてしまっているだけなんです。

その証拠に生まれたばかりの赤ちゃんに
「m9(^Д^)バーカwwwwww」とか言っても
たぶん、傷付きませんよね?

(このあたりの話はまた改めて自己啓発・スピリチュアルカテゴリの方で記事にしますね)

 

ですので、もちろん外に出すものはそれなりに気を遣う必要はありますが、

批判された場合も、自分の価値観を“世の中の平均点”的なものに合わせないことです。

賞賛された場合も、自分の価値観がすべてだとは決して思わないことです。

 

たとえどんな反応が返ってきたとしても、

「新たなインプット(フィードバック)が得られて良かった」

くらいにドライに捉えて、また新たなアウトプットをし続ければいいと思います。


進化と成長に焦点を当てれば、あらゆるフィードバックはありがたい贈り物です。

 

その3:他者に影響を与えてしまうリスク

実は情報のアウトプットに限らず、あらゆる成功へのブレーキは
この“他者への影響力を持つこと”のリスクを無意識に避けていることに起因することが
ほとんどなんじゃないかと思います。

 

私もそうです。

「これで成功しちゃったら、一生これを続けなきゃいけないのかな?」

「もし途中で“これじゃなかった”って気付いちゃった時に、
もう自分の責任の範疇が大きくなりすぎていて、周りに迷惑をかけるから辞めるに辞められなくなっていたらどうしよう…」

などと、先々のことを考えて、なかなか行動が出来ないことが今でも多々あります。

 

たとえば前の会社を辞める時がそうでした。
一応これでもある部署のリーダー格だったので、周りへの影響を考えすぎて
なかなか辞めるって言い出せなかったんです。

 

でもね、これって考えてみたら結構、傲慢なことなんじゃないかなと思ったんです。

どこかで他のメンバーは「自分がいなくちゃダメ」って思っているってことじゃないですか。

これ、めっちゃ相手を見下してるって思いません?

 

で、実際辞めてみて分かったのは、自分がいなくなっても全然大丈夫だったってこと。

むしろ、私がいた時より活き活きとしているまである(笑)
(も、もちろん引継ぎとかはちゃんとしましたよ?)

 

先に述べたように出来事や行動に絶対的なポジティブやネガティブってないんですね。

相手にとって親切な行動をとったところで、
ポジティブだけを与えることはありません。ありえません。
それによって相手は世間知らずになってしまうかもしれません。

逆に、相手に迷惑をかけるような行動をとったところで、
ネガティブだけを与えることはありません。ありえません。
それによって相手はより賢く、逞しくなるかもしれません。

 

忘れちゃいけないのは、それを迷惑ととるのも、
そこから何かを学び、成長していくのも相手の自由なんです。

ですから、あなたがアウトプットした情報についても、
それをどう受け取るのかは相手の自由なんですね。

 

100人いれば100通りの価値観を持っているのです。
同じような言葉を喋っていても、その言葉に対する認識は人によって違ったりするのです。

ですからそれを尊重し、かと言って無理に合わせず、
決して驕ることなく自分の価値観、世界観を表現することに全力を尽くせばいいのです。

 

そうやって一人一人が自分の価値観、世界観を表現していけば、
世の中全体としては確実に進化、成長していくのですから。

 

 


まとめ


ここまでお読み下さったあなたにまずはお礼を言わせて下さい。
本当にありがとうございます。

実は今回の記事、なかなか筆が進まずに苦労しました。
情報のアウトプットをお勧めする内容のアウトプットでこんなに苦労するとは!

まさに上で述べた影響を受ける or 与えるリスクに悩まされた結果となりました。

 

そこを乗り越えてこうしてアウトプットすることが出来たのは、
書いている途中で、このコンテンツについて、

「究極のところ、どうでもいい」

って感じたからなんです。

 

無責任とか冷たいとかって感じました?(笑)

 

いえいえ。
そうではなく、どうでも“いい”んです。

エブリシング・イズ・オールライト

 

さんざっぱら述べてきたように、

それでうまくいかないように感じたとしても、
うまくいっていないことがうまくいってたり、

逆にうまくいっていると信じて疑わないことが、
うまくいっていなかったりするわけですから。

 

「こんなんじゃダメだ」って自分や他人を責めている人もそれで完璧。

「あたいったら最強ね」って自画自賛している人もそれで完璧。

 

そう考えれば、何か信頼できませんか?

愛おしく感じませんか?

自分を、他人を、この世界を。

 

で結局、何が言いたいのかと言えば、
四の五の言わずにアウトプットしちゃいなよ!ってことです(笑)。

 

そしてそのアウトプットは他者と共有すると効果倍増ですが、

  1. それなりにエネルギーを使うリスク
  2. 他者からの影響を受けるリスク
  3. 他者に影響を与えてしまうリスク

ともうまく付き合っていきましょう、というお話でした。

 

あなたの価値観、世界観が表現されるのを待っている人がいます。

それは私かもしれないし、もっと別の誰かかもしれません。
あるいは、あなた自身かもしれません。

 

そして私も自分の価値観、世界観を表現することに全力を尽くしていきます。

 

お互いに素敵なムカデライフを。

 

 

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