あなたは“殺す事”に囚われてはいないか【飯能で半農(2020.04.30)】

こんなのはどうでしょう?

 

あなたはソラマメが大好きです。

好きが高じてあなたは畑で
ソラマメを育てる事まで始めてしまいました。

ビールと一緒に食べるのが今から楽しみです。
想像しただけで毎日が幸せです。

 

でもそんな日々に陰りが見え始めます。

ある日、畑に行ってみると、
大切なソラマメにアブラムシが湧いていたのです。

 

あなたは焦ります。

ソラマメが食べられなくなったらどうしよう…

どうしたらあのアブラムシどもを
駆逐できるだろう?

 

そうしてアブラムシを滅ぼす事
人生のすべてを捧げる事にしました。

あなたは来る日も来る日も
殺して、殺して、殺し続けました。

 

それでもアブラムシは
毎年のように湧いてきます。

何でだろう?
あなたはわけが分かりません。

 

やがて隣の畑のソラマメに
アブラムシが湧いているのを見つけます。

 

クソ!何てこった!
隣の奴はバカなのか?

お前がちゃんと殺さないと
こっちに来るかもしれないじゃないか。

いや、もう来ているに違いない。

だからアブラムシを根絶やしに出来ないんだ。

 

そしてあなたはどうやったら
隣の畑の主をやっつけられるか
人生のすべてを捧げる事にしました。

 

そうして数日経ったある日、
今日こそあの憎っくき隣人のクソ野郎に
クレームをつけてやる!と
あなたは意気込んで家を出て行きました。

 

でもそんな日に限って隣は留守でした。

ふざけやがって!と怒り心頭のあなた。
こうなったら俺が自ら殺してやる!と
隣人のソラマメのある場所に行ってみると…

 

そこにアブラムシはいませんでした。

代わりにそこにいたのはテントウムシ

 

その瞬間、あなたは気付きます。

「そうか。そうだったのか。」

 

そして我に返ります。

はて?なぜ俺はあんなにも
激しい憎しみに囚われていたのだろう、と。

俺はただ、ビール片手に
茹でたソラマメを食べたかっただけなのに

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感情に流されない事です。

感情の奴隷になって、
敵でないものを敵とみなし、
相手を滅ぼす事を目的にしてしまう事があります。

 

そして血みどろの戦いの果てに
あなたは気付きます。

「あれ?そもそも俺、何がしたかったんだっけ?」

 

あなたの目的はアブラムシを殺す事ではありません。

ソラマメを食べる事です。

 

もっと言えば、
本当に味わいたいのはマメではありません

幸せな気分です。

 

そこを見失わない事です。
それを諦めない事です。

そいつをしっかり見据えて
正しく智慧を働かせる事です。

 

そうすれば見えるはずです。

少し経つとやってきてアブラムシを
ペロリと平らげてしまうテントウムシの姿も

テントウムシに食べられながらも
ちゃんと生きているアブラムシの姿も

その絶妙なバランスの中で
生きているソラマメの姿も

そして、
そこに立つあなた自身の姿も。

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…と、そんな事を考えながら
4/30(木)の飯能の畑にて
野良仕事をしておりました。

ちなみにやった事としては

  • 里芋の植付け
  • 畝立て作業
  • エンドウの収穫(今年初!)
  • ソラマメをはじめとした野菜周りの草抑え

などです。

 

あなたは日々の暮らしの中で
“アブラムシを殺す事”
に囚われてはいませんか?

コロナショックの今だからこそ
“ちゃんと見る事”を忘れないようにしたいものです。