【時短】草の上から種播き!?【飯能で半農(2020.10.07)】

どうも中津です。

今回は久しぶりに
畑のテクニックのご紹介です。

この方法は
9月〜10月半ばくらい限定の
とても楽な種播きの仕方なので
よかったら参考にしてみてください。

 

 


混ぜて播く!


今回播いた種は
大根、カブ、かき菜、水菜、
小松菜などのアブラナ科
野菜がメインになります。
(春菊だけは菊科)

普段ならそれぞれを
別の畝に播く事が多いんですが、
今回は混播(※)
いくことにしました。
※混ぜて播く事

 

何か好きなんですよね。

その場に適した野菜が
生き残る感じが。

 

で、これらだけでもいいんですが、
どうせ混ぜるならという事で

豆とかトウモロコシなどの
播ききれなくて
余っちゃった種なんかも
一緒に播いちゃう事にしました。

古くて発芽率が下がっていたり、
季節外れだったりもするので
ほとんどは出ないか、
出ても収穫までは
いかない事が多いんですが、

そうだとしても
他の生き物の糧になるなどして
ただ保管し続けているよりは
畑も豊かになると思いますんでね。

 

というわけで、
これをどうしていくかなんですが、
非常に簡単です。

 


Step1. 草の上から種を播く


まずは草の上から種を播きます。

以前出した種播きの動画
見て下さった方は、この時点で
面食らうと思うんですね。

というのも自然農における
基本的な種の播き方は
先に草を刈って、
播くところの土を露出させてから

さらにライバルとなる
草の種を減らすために
表層1cmくらいの土を
剥がして除けるんですが、

今回は草がまだ
生えているところに
播いちゃうわけです。

 

実はこの
9〜10月くらいにかけては
夏の勢いのある草
冬の比較的大人しい草
緩やかに交代していく時期なので、

それほど気を遣わなくても
野菜が草に負ける事は
少ない
んですね。

なので草の上からで大丈夫です。

 

ただし雨の日とか、
雨が上がった直後は
避けて下さいね。

草が濡れていると
草に引っ付いちゃって
地面に落ちなくなっちゃう
場合があるので。

 


Step2. 草を刈って敷く


で、種を播き終わったら
草を刈って敷いていきます。

ポイントは
鎌を少し土の中に差し込んで
根を断ち切るような感じで
つまり草が復活しないように
刈ってやるという事ですね。

それだけで
かなり野菜の芽が有利に
スタートを切れるようになる
と思います。

 

またそれによって
土が多少穿り返されるので、
勝手に覆土(※)
なされるようになります。
※種に土をかける事

アブラナ科野菜なんかは
それくらいの覆土で
十分発芽までの水分
保てるみたいです。

あとはアブラナ科ほどでは
ないんですが
たとえばシュンギクやレタス、
ニンジンなんかも
割とよく出ますかね。

逆にほうれん草なんかは
かなり水分が要るので
このやり方自体が
向いてないと思います。

 


Step3. 上から踏んづける


で、最後に
上から踏んづけます。

こうすることによって
土が締まって、より発芽までの
水分を保てるようになるので
あとは一雨降るだけで
良い感じに芽がでます。

 

そこからは間引き採りをしながら
育てていく、という感じですね。

 

一見、いいかげんそうに
見えるかもしれないんですけど、

よーく見てみれば
ライバルとなる他の草への
対処もしているし、

覆土敷き草鎮圧などの
種播きのポイントはすべて
抑えているんですね。

 

デメリットとしては
きちんと収穫を
目指すのであれば

やはりこちらの動画
やったような播き方に比べて
必要な種がやや多めになる
という事ですかね。

まあそれを差し引いても
非常に最適化された方法
だと思います。

 


まとめ


はい、という事で今回は
9月〜10月半ば限定で出来る
ラクな種播き、まあ特に
アブラナ科の野菜に使える
種播きの方法をご紹介しました。

やっぱり家庭菜園をやるのが
人生の目的というよりは

それを下支えとして
自分らしい人生を
いかに表現していくか
という事に自分のリソースを
注ぎたい方にとって

こういった方法は
非常に有効なんじゃないかと
思います。

 

実はこのやり方、
自然農の川口由一さんの畑を
見学に行った際に
川口さんご自身が
やってらしたんですよね。

(その時播いていたのは
確か大根だったと思います)

 

それ以来、僕は毎年
秋のアブラナ科野菜の種播き
古い種の断捨離
行う目的でやっています。

 

何かのヒントになれば幸いです。

素敵なムカデライフを。

 

◎関連動画: