自然農に切り替えて1年目でもよく育ったもの【飯能で半農(2020.12.03)】

はい、どうも中津です。

今回はこれまでに
播いたり植えたりした野菜たちが
今(2020年12月3日)、
どんな感じになっているのか
をお見せしたいと思います。

 

最初に言っておくと
やっぱり僕自身この畑に
手を入れ始めてほぼ丸一年なんですが
思いの外、苦戦しています。汗

ただ、そんな中でも
比較的うまくいった事もあったのと
課題がなんとなくわかってきた
というのがあるので

もしあなたが家庭菜園をやっている
あるいはこれから始めようと思っていて
同じような状況に悩まされている場合は
参考にしてもらえればと思います。

 

 


ブロッコリー、キャベツ、ハクサイ


まずはブロッコリーですね。

苗植えをしたのが8/30なので
ちょうど4ヶ月くらい
経ったわけなんですが
割と調子いいですね。

すでにいくつか
収穫もできています。

 

で、こちらはキャベツですね。

これも少しずつ
玉になってきていますね。

 

お次、こちらは
同じ日に植えたハクサイですね。

植えた当初は
結構虫にやられたり、
土がまだまだ
硬くて痩せているみたいで

なかなか大きくならなくて、
どうなるかな〜
という感じだったんですけど

ここにきて
新しい葉が内側から
もりもり出てきてますね。

売っているほどの
サイズや密度になるかは
何とも言えないんですけど、

まあ別に
売りに出すわけじゃないんで、
ある程度まで大きくなったら
有り難く頂こうと思います。

 

それから
こちらは紫ハクサイです。

これはさっきの
緑色のハクサイよりさらに
苗植え直後の育ちが
悪かったんですけど
だいぶ持ち直してきましたね。

 

あとこちらは
タケノコハクサイです。

※ブロッコリー、キャベツ、ハクサイは
全部同じ日に植えています

割とよく育っていますが
畝の一番外側にいる株だけは
妙に穴だらけにされています。

なので、この株が
身を挺してくれたおかげで
風下のハクサイが割と無傷で
いられるのかもしれません。

 

まあ自然農に切り替えて
ある程度年数が経過した畑であれば

草や虫、微生物たちの
食べたり食べられたりという
バランスがだんだん整ってくるので
ここまで穴だらけにされるのも
珍しくはなってきます。

なので僕はあんまり
細かい原因探しはせずに
畑が自ずから豊かになる働き
任せるようにしています。

 

とは言え、全くの放任ではないので
僕なりの応じ方についても
後述しますね。

 


ジャガイモ、サトイモ、ネギ


はい、それでは次
こちらは秋ジャガイモです。

植えたのは8/30ですね。

今月下旬くらいまでに収穫して
来年春の種芋にしようと思います。

 

で、こちらはサトイモです。

8月に入ってからの日照りで
枯れかけていたんですけど
何とか復活して今はこんな感じです。

まあ掘ってみないと
分からないんですけど

この様子だと
地下のイモも正直そこまで
大きくなれてないかな
という気がします。

ただ、小さくても
イモができていれば
それが来年の種になるのでね。

やはり他所からこの畑にやってきて
生き残ったという事は

多少なりともこの畑に合った性質
持ち合わせているという事なんで

そういったものの中から種を
採り続けていけば年々、
栽培も楽になると思います。

 

それから、こちらはネギですね。

あれから何回か土寄せをしてやって
少しずつ大きくなっています。

 


ニンジン、コマツナ、混播葉物、ニンニク


で、こちらは
8/30に播いたニンジンです。

ここはソラマメの跡地で、
マメ科は土を肥やしてくれる事もあって
そこそこ大きくなるかなと思ったんですが

やはりというか何というか
まだまだ土が硬いみたいで
だいぶ苦戦しています。

まあニンジンは比較的
種採りが簡単な部類なんで
最悪収穫に至らなくても
種を繋げればそれでいいかなと
いったところですね。

 

続きましてこちらは
9/18に播いたコマツナです。

生育がいいとは
お世辞にも言えないんですが、
そんな中でも結構
育ってる方だと思います。

ちなみにコマツナ以外の葉物は
いまいち芽の出が悪かったり
出た芽も消えてしまったりして
数えるくらいしか
生き残っていません。

なのでもう少ししたら
かき集めて食べるか
それこそ春までおいておいて
種を採るというのも
いいかもしれませんね。

 

んでもってこちらは
前々回で草の上から種を播いて
草を刈るだけという
裏ワザを行った場所ですね。

そろそろベビーリーフ的な感じで
間引き採りして頂こうと思ってます。

 

そしてこちらは前回
植え方をご紹介したニンニクです。

こんな感じで既に芽を出しています。

 


サツマイモ


で、こちらはすでに11/17に
収穫しちゃってるんですが、
サツマイモです。

痩せ地でもよく育つ事で
有名なサツマイモですが
それにしても今回は
小さめのイモが目立ちましたね。

 

まあ何しろ土が硬くてね、
こんなに掘るのが大変なのも
久しぶりの体験だったんですけど…

ってことは
サツマイモにとっても土が硬すぎて
大きくなれなかったのかなと。

 

おそらくなんですけど
この畑は草を根っこから引っこ抜いて
さらに腐葉土などを施す事も
特にしていなかったんじゃないかな
と思います。

そうすると次第に
空気層がなくなっていくので
粘土みたいにガッチガチに
固まってしまうんですよね。

 

なのでを生やして
その根っこに耕してもらうか
亡骸を積み重ねてもらって
フカフカの土が出来るよう促す

あるいはそれが
諸事情により難しい場合は
腐葉土などを混ぜ込むことで
それに近い環境を作り出す
という事が必要になってきます。

 

まあそうは言っても
結構大きめのサツマイモも
収穫できましたので
やっぱり救荒作物としての名は
伊達じゃないなという感じですね。

 

ちなみに葉っぱも食べられます。

多少アクがあるかもしれませんので、
僕は軽く湯掻いて使っています。
お浸しなどにすると結構いけます。

 


タマネギ、オクラ、ダイズ、ミカン


それからこちらは同じく
11/17に植えたタマネギですね。

タマネギの植え方については
過去にこちらの記事でも
喋っているのでよかったら
見てもらえればと思います。

 

で、こちらは去年
自家採取したものを播いた
オクラです。

今年の夏野菜で
一番よくできたんじゃないかな。

今はもう収穫はせずに
このようにまた種採りするために
実を熟させています。

 

続いてこちらはダイズです。

このダイズ、
実を着けるところまでは
良かったんですけど、
その後いまいち膨らまなくてね。

残念ながら
何かに加工するほどには
採れなさそうです。

ただ、
完熟した豆もゼロじゃないんで、
サヤが弾けて実が落ちちゃう前に
回収して、来年の種にします。

 

最後は畑のものじゃないんですが、
こちらのミカンですね。

前の住人の方が植えたもの
なんですけど、

去年はあまり実が着いていなくて
わずかに着いていたものも
サルに食べられてしまったんですけど

今年はどうやら当たり年みたいで
たくさん実が着いているので
ちょくちょくもいで
その場で食べています。

 

まあ果樹はあまり
詳しくないんですけど…

これまで見てきた感じだと
結構こういった果樹って
2年おきに豊作になるものが
多い気がしますね。

 


今年うまくいった野菜の特徴は?


はい、といった感じで
盛り沢山だったんですけど

どんなものがうまくいって
逆にどんなものが苦戦しているのか
見てみると

やはり苗からスタートしたもの
イモ類はそこそこうまくいってますね。

あとはマメ類もエンドウやソラマメは
親の仇のようにたくさん採れたのと

大豆も実入りこそイマイチでしたが
そこまでの生育は割と良かったんで
やはりマメ類もよく育つようです。

 

これらはやはり

スタートアップ時の
アドバンテージが大きい

というのが
うまくいった理由でしょうね。

苗はある程度、育った状態で
畑に仲間入りしますし、
芋や豆は種が比較的大きいので。

 

逆に葉物野菜やニンジンなんかは
種が小さいので、

この畑のように
硬くて痩せている土地では
やっぱり苦戦するようです。

 


じゃあどうすればいい?


で、ここからどうしていけばいいか
という事なんですが、

基本的には
草やその場の生き物たちが
何代もそこで生きては死んでを
繰り返す事で

その根っこや亡骸などによって
その場は豊かになっていきます。

 

ただ、
それを待てないという場合は
さっきも言ったように
土地を肥やしてくれるマメ科の植物、

あとは根が比較的深くまで入る
という事で土を柔らかくしてくれたり、
深い場所の養分を吸い上げてくれると
言われているイネ科の植物を
積極的に播いてあげる、

その上で米糠菜種油の搾りかす
腐葉土刈った草生ゴミなどを
表面に振りまいてやる、
というのをやってやれば

まったくの放任よりは早く
野菜を育てるのに適した環境に
近付くんじゃないかと思います。

 

というわけで僕もここ最近
イネ科の植物であるエンバクを
コツコツ播いています。

ちなみにこれ、去年播いて
今年収穫したものなんですけどね。

 


一喜一憂せずにたんたんと


まあいずれにしても
産業としての農業とか
完全自給のための菜園とかでなく

自分らしい人生のための下支え
リスクヘッジとしての家庭菜園
としてやっているわけなんでね、

うまくいかなかったとしても
逆にうまくいったとしても
あまり一喜一憂せず
たんたんとね、

その時その時に必要な事、
まあそれこそ畑がうまくいかなければ
“お金を稼いで買う”
という選択肢も含めて、

必要な事をやっていければ
いいんじゃないかと
個人的には思っています。

 

はい、という事で今回は
この辺で終わりにしたいと思います。

最後までご覧頂き、
ありがとうございます。

素敵なムカデライフを。

 

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