【ワークアウト(中編)】筋肉を鍛えている人はストイック?いいえジャンキーですw

 

どうも中津です。

前回は筋肉を付ける事のメリットについて
僕なりに解説させて頂きました。

未読の方はこちら:
【ワークアウト(前編)】筋肉とかいう利回り最高の資産

 

中編となる今回は、
「筋肉を付けるには何が必要なのか」
について考えていくとしましょう。

 

結論から言うと、

  • ワークアウト
  • 食事(栄養)
  • 休養

の3つです。

それでは早速、ひとつひとつ見ていきましょう。

 

 


要素①:ワークアウト


ワークアウトとは“解決策”という意味です。

つまり身体を変えるための解決策ワークアウトなのです。
ワークアウトと筋トレの違い前回記事をご参照下さい)

 

そして身体のフォルムを変えられるのは
唯一、筋肉によってのみ、

それも瞬発力を持った速筋線維によってのみです。

 

なぜなら速筋線維は鍛える事で太く出来るので、
身体の形を整えやすいからですね。

 

ここまでは前回もお伝えした通りです。

 

ではどのようにすれば速筋線維は太くなるのか?

 

簡単です。

速筋線維が必要な状況を作ってやればいいのです。

 


45秒以内に7秒間、限界を超えろ!


無酸素運動、有酸素運動という言葉を聞いた事はありませんか?

よく短距離走は無酸素運動
長距離走は有酸素運動というように
小学校などで習うんじゃないかと思います。

 

無酸素運動は読んで字のごとく、
酸素を必要としない運動(無呼吸という意味ではありません)。
これは45秒が限界と言われています。

一方で有酸素運動は酸素を使う運動。
身体にある程度以上の負荷をかけながら、
ある程度長い間継続して行う運動です。

 

そして無酸素運動が速筋線維を、
有酸素運動は遅筋線維(※)
主に使う運動と言われているんですね。

※遅筋線維:
マラソンなど持久力に特化した筋繊維。
鍛えてもあまり太くならない上に、
省エネなので痩せる効果も見込めない。

 

ですからワークアウトは45秒以内に行う事が大前提

さらにこの45秒以内に7秒間だけ
“限界を超えた”パワーを出す事で

「もっと速筋線維が必要だ」

という信号を脳に送る事が可能になる
と言われています。

 

“限界を超える”

すなわちリミッター解除です。
何だかカッコいいですね。笑

 

本来、筋肉というのはデフォルト状態で
リミッターがかかっているんですね。

「え、何で?そんなリミッターいらないじゃん」

って思いましたか?

 

でもね、このリミッターがないとヤバイんですよ。

たとえば成人男性(体重70kg)の
全身の筋肉のリミッターが完全に外れたとしたら、
どれくらいの重さを持ち上げられると思いますか?

 

200kgくらい?

 

それとも300kgくらい??

 

 

何と17tと言われているんです!

 

そんなパワーを出せちゃったら、
身体がバラバラになっちゃうでしょう?笑

ですから普段は身体を守るために
リミッターがかかっているわけです。

 

しかし、危機的状況に陥った際などは
このリミッターが少し外れるんですね。

いわゆる“火事場の馬鹿力”ってやつです。

 

たとえば狩りにおいて
その獲物を捕らえないと飢え死にしてしまいそうな時、

あるいは敵に襲われて
倒すか逃げるかしなければならない時、

もしくは断崖絶壁に掴まっていて
身体を引き上げなければ死んでしまうという時、

 

こういった場合に僕らは
潜在的なパワーを爆発させる事が出来るわけです。

 

ワークアウトはこれらの状況を
バーベルやダンベルといったウェイトによって
擬似的に作り出すのが目的です。

 

そしてこの時、僕らの脳から
ある“脳内麻薬”が出るんですね。

それが闘争と逃走のホルモンと言われている
“アドレナリン”です。

 

アドレナリンが分泌されると
興奮状態になり、筋肉に優先的に血液が行き、
痛みもあまり感じなくなります

 

この状態で45秒以内に7秒間、最大の筋力を発揮してやれば

「もっと太い筋肉が必要だ!」

となって、速筋線維を成長させるスイッチが入るわけです。

 

そうそう、速筋線維というくらいですからスピードも重要です。

ウェイトによって見かけのスピードはゆっくりに見えますが、
爆発的に、それも加速度的に筋肉を縮める意識が大切なんです。

気分はさながら100mダッシュです。

 

ですからダラダラやるなんてもってのほか。
ゾンビやシザーマンに襲われているくらいの気持ちでやらないと!笑

たまにスマホなどを見ながらマシンを使っている人を見ますが、
あれではモグモグされるかチョキチョキされちゃいますよ。

 

 

ところで、さっきアドレナリンは“脳内麻薬”だと述べました。
実はこれがワークアウトが病みつきになる要因なんですね。

 

よく身体を鍛えている人は“ストイック”だと言われます。

 

…違うんです。

 

気持ちいいからやめられないんです。
言うなればジャンキーです。笑

 

逆にワークアウトが3日坊主になっちゃうという人は
アドレナリンが出る程、興奮してやっていないから
嫌になっちゃうんです。

だって辛いだけでご褒美が貰えないんですもん。笑

 


種目ありきでなく筋肉ありき


「よし分かった!じゃあ興奮して腕立て伏せやるわ!」

となった方、ちょっとお待ち下さい。

 

ここで言う限界を超えて力を発揮しなくてはならないのは
あくまでも個々の筋肉なんですね。

 

たとえば腕立て伏せなら動作に
大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋が関与します。

何も意識せずに腕立て伏せの動作を行うと
これらを満遍なく使って、さらに反動なども利用して
身体を持ち上げる事を目的化してしまう恐れがあるんですね。

 

それでは個々の筋肉のパワーを
限界まで使い切る事(オールアウトは出来ません。

 

動作が目的じゃないんです。

あくまでも目的は
ターゲットとする筋肉オールアウトさせる事

 

大胸筋を大きくしたいなら、
極力、大胸筋だけを使って腕立て伏せを行う必要があるわけです。

(もちろん物理的に三角筋前部、上腕三頭筋も関与はしますが)

というより、
大胸筋を縮めた結果、身体が持ち上がっただけなのです。

 

ですから何よりも大事なのは
筋肉を個別に意識して動かせるようになる事(※)なんですね。

※これをマインドマッスルコネクションと呼びます

 

ちなみにこれは多くのスポーツの練習とは考え方が真逆になります。

スポーツの動作は全身の筋肉の連動させたり、
使用する器具の重さをうまく利用したりして

なるべく筋肉を使わずに仕事効率を上げる事で
最大のパフォーマンスを発揮する事がよしとされているはずです。

 

そういう意味では、
筋肥大を目的としたウェイトトレーニング
むしろ仕事効率を下げなければならないのです。

そうやって個々の筋肉を使い切る事を繰り返していく事で
徐々に個々の筋肉が太く強くなっていきます。

 

そうするとたとえば大胸筋については
段々と腕立て伏せでは負荷が足りなくなってきます。

よって負荷を増やすために同じような動作を
ベンチに仰向けになり、バーベルを持って行うわけですね。

これがベンチプレスという種目です。

 

 

あ、そうそう。

よく
「自重トレーニングは良くて、ウェイトトレーニングはダメ」
みたいな謎の風潮を耳にしますが…

これはおかしな話だという事は明らかだと思います。

だって自重トレーニングもウェイトトレーニングなんですから。

 

さらに言えば自重というのは融通が利きません
個々の筋肉を追い込むのに適切な負荷の設定が出来ないのですから。

しつこいようですが、種目や重量ありきではないのです。
あくまでウェイトトレーニングは筋肉ありきなのです。

 


パンプアップも大事


さて、アドレナリンをガンガン出した状態で
きちんとマインドマッスルコネクションを働かせて
限界を超えたパワーを45秒以内に7秒間発揮し、
ターゲットとする筋肉をオールアウトさせたとしましょう。

これだけでも筋肥大のスイッチが入った事にはなるようなのですが、
実はもうひとつ、筋肉の成長に重要なワークがあります。

 

それがパンプアップです。

要するに筋肉をパンパンに張らせる事ですね。

 

ヘビーウェイトを使ってスイッチを入れた後、
今度は負荷を少し軽くして、パンパンになるまで
その筋肉を伸び縮みさせるんです。

(もちろんこれも有酸素運動になってしまってはいけないので
45秒以内にパンパンにさせなければなりません)

 

このパンプアップを行う事で血液やリンパ液が集中して
一時的に筋肉が膨らむ事により、

「もっと容積が必要だな」

と身体は認識するのだそうです。

 

それによってさらに筋肥大に向かうわけですね。

 

ちなみにパンプアップ後の身体は
ワークアウトを続けた2ヶ月後の自分の平常時の姿と言われています。

これはイメージングやアファーメーションとしては最強です。
何せそこにあるのは本物の自分の身体なのですから。

参考記事:
【イメージング&アファーメーション】潜在意識にインストールしたい“究極の観念”とは?

 


要素②:食事(栄養)


ワークアウトによって筋肥大のスイッチを入れても
材料がなければ筋肉は大きくなりようがありません。

ですから食事(栄養)はメチャクチャ重要です。

 

特にPFCバランス摂取エネルギーです。

 

PFCバランスとは

P:Protein(タンパク質)
F:Fat(脂質)
C:Carbohydrate(炭水化物、特に糖質)

のバランスの事です。

ちなみにタンパク質、脂質、炭水化物の3つ
マクロ栄養素と呼びます。

 

摂取エネルギーはいわゆるカロリーですね。
kcalという単位で表されます。

それぞれについて見ていきましょう。

 


P:Protein(タンパク質)


筋肉と言えばタンパク質です。

特に身体を鍛えていない人でも1日あたりに
体重1kgにつき1gのタンパク質は必要とされています。

つまり体重60kgの人なら60gのタンパク質が必要って事です。

 

あ、ちなみにこれは肉などの食材60gという意味ではありませんよ。
あくまでその食材に含まれる純粋なタンパク質量で、という意味です。

たとえば鶏胸肉(皮なし)なら270g食べて
ようやっとタンパク質が60g摂れる計算です。

 

この量すら摂れているかあやしい人も多いと思いますが、
筋肉を付けるなら最低でもこの2倍以上は必要です。
(アメリカではこの3〜4倍は摂るとの事)

 

そしてタンパク質はどれだけ食間が空いても、
5時間に1回は摂取する必要があります。

でないとアミノ酸が足りなくなり、
身体は“あるもの”を分解してアミノ酸を作り出してしまうのです。

 

その“あるもの”とは…

 

 

 

そう、筋肉です。

筋肉はタンパク質で出来ています。
タンパク質はアミノ酸同士が結びついて出来ています。

 

つまり1日に必要なタンパク質を摂取しておらず、
さらにワークアウトを怠って「筋肉が必要だよ」というサインを
身体に送る事をしていない人は…

どんどん筋肉がなくなっていくのです。

 

当然ですよね。

筋肉はワークアウトをしない人からしたら
大して役に立っていないわけです。

しかもあるだけでエネルギーを消費するし、
その上、アミノ酸も足りない状況…

 

そりゃリストラですよ、リストラ。

 

ですが、このリストラが
後々ヤバイ事に繋がってくるわけです。

煽るのはあまり好きじゃありませんが、
もう少し危機感を持った方が良いですよ。

いや冗談抜きで。

どうヤバイのか前回記事をご参照の事)

 

このリストラ、もとい筋肉異化作用の事を
“カタボリック”と呼びます。

ちなみに逆の筋肉同化作用“アナボリック”です。

 

ですのでワークアウトによってスイッチを入れたら
カタボリックを防ぎ、アナボリックを促進するために

現状の筋肉を維持するのに必要な量以上のタンパク質
何回かに分けて摂取する事が大切です。

 

男女問わずフィットネスを行なっている人は
1日に5〜6回、だいたい3時間おきにタンパク質を摂ります。

たとえば体重60kgの人だったら
1日180gのタンパク質を30gずつ6回(3時間おき)
に分けて摂る、とかですね。

 

「1日6回も食事したらお腹いっぱいになっちゃうよ!?」

と、お思いになるかもしれませんが、
1回1回の量は多くないので、意外と大丈夫です。

 

それにあくまでタンパク質をメインに補給できればいいので、
毎回がっつり食べる必要はありません。

またその際、サプリメントなども併用すればより楽に摂れます。

 

そうだね、プロテインだね。

 

そうそう、筋肉系のコンテンツにて
今でも見かけるコメントに

「こいつはプロテインやってますわ」

と、プロテインを飲んでいる人を
まるでドーピングでもしているかのように揶揄するものがあります。

 

まあ、ネタなんでしょうけど、
真に受ける人がたまにいるので一応誤解を解いておきますね。

 

小見出しの時点でお分かりかと思いますが、
プロテインとは日本語でタンパク質の事なんです。

先のドーピング疑惑を真に受けるのであれば
肉や魚、卵、大豆などを食べている人は
全員“やっちゃってる”事になります。笑

 

ですから別にアナボリックステロイドのような
筋力増強剤の事ではありませんので安心して下さいね。

単なるサプリメント、栄養補助食品です。

 

ちなみに皆さんが一度は見聞きした事があるであろうプロテインとは
主に水に溶かして飲むプロテインパウダーの事です。

身体を鍛える人の間で一番よく飲まれているのはホエイを原料にしたものです。
これは牛乳からチーズを作った残りの成分なんですね。

要するに牛乳のタンパク質が凝縮されたものなんです。

 

その他にもソイプロテインという大豆を原料にしたもの、
カゼインプロテインという牛乳を原料にしつつホエイとは組成が違うもの、
最近ではクリケットプロテインなんていうコオロギを原料にしたものもあります。

環境負荷が少なく、注目を浴びています。

 

まあ、加工食品を受け入れない人はともかく、
うまく取り入れる事でタンパク質の補給を助けてくれる
便利なものである事は間違いないでしょう。

 


F:Fat(脂質)


脂質は敬遠されがちですが、
実はコレステロールや成長ホルモン、
細胞膜の生成等に必要な栄養素です。

ですから筋肉を成長させるためにも
脂質の摂取は大切なんですね。

 

また摂取する脂質の種類も大事です。

動物性の脂質(肉の脂身、卵黄など)だけだと
血管が詰まりやすくなったり(※)

HDLとLDLのバランスが悪くなり、
バルクアップ(筋肉を大きくする)効果も
半減してしまったりという問題があるのです。

 

この問題を解決するためには
オメガ3系脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)
などを摂取すると良いようです。

 

またEPAは筋肉細胞のインシュリン感受性を高め、
脂肪細胞のインスリン感受性を低下させるとの事。

それにより筋肉に栄養を取り込みやすくし、
脂肪に栄養を取り込みにくくするのだそうです。

 

さらにタンパク質の合成シグナルを送って、
筋肉を合成しやすくしたり
脂肪を代謝する遺伝子に働きかけて、
脂肪を燃やしやすくしたりする効果もあるんだとか。

 

このEPAを多く含むものとしては
青魚(イワシ、サバ、アジなど)があります。

あとEPAではありませんが、
オメガ3系脂肪酸であるαリノレン酸(ALA)
クルミなどのナッツ類亜麻仁油、えごま油などに
多く含まれます。

 

要するに肉や卵と並行して、
青魚やナッツ、亜麻仁油、えごま油、
あるいはフィッシュオイルのサプリメントなどを
積極的に摂ると良いという事ですね。

 

ただし、糖質を摂っている場合は
脂質の摂りすぎは肥満に繋がるため
注意が必要です。

(適切な量については後述)

 

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部分について:

この「血管が詰まりやすくなる」というのは
コレステロールが原因とされていますが、
実はこれは糖質を摂っている場合に限るようです。

後述しますが、
糖質を摂る事でグルコーススパイクという
血糖値の急上昇と急下降が起きる場合があります。

それによって血管の内壁に傷が付くらしいのですね。

その傷を修復するために集まってきたコレステロールが
詰まりを起こしてしまう事によって、
動脈硬化などが起きるとされています。

 

糖質を摂らないケトジェニックダイエット時などは
コレステロールが詰まる事はないようです。

つまり、本当の原因は糖質であって、
コレステロール、その材料となる脂質は
ある意味、濡れ衣を着せられているという事らしいです。

 

参考にした動画:

*********************************

 

また、バルクアップとの直接的な関係の程は分かりかねますが、
健康面での理由からお菓子や惣菜パンなどに含まれる
マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸は避けた方が無難です。

(動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などの血管の病気の原因とされているため)

 


C:Carbohydrate(炭水化物、特に糖質)


炭水化物は

  • 身体に吸収されてエネルギー源になる糖質
  • 吸収されずに体外に排出される食物繊維

に分けられます。

 

ここでは糖質について考えてみます。

 

お米や麦、芋などの穀物のほか、
果物、砂糖、蜂蜜などに糖質は多く含まれています。

これらが消化、吸収されると
ブドウ糖(グルコース)として血液によって全身に運ばれ、
細胞活動のエネルギーを生み出すわけですね。

 

このエネルギーは当然ワークアウトにも必要ですし、
筋肉を成長させるためにも必要です。

 

血液中のブドウ糖を“血糖”と呼びますが、
この血糖の量が増える(血糖値が上がる)と
すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。

このインスリンにより血糖は速やかに処理され、
血糖値は常に一定の範囲に保たれるのです。

 

ただしこの過程で、
さっきも少し触れたグルコーススパイクという
血糖値の急上昇と急下降が起きる場合があります。

これを防ぐには、GI値の低い食品を摂るか、
そもそも糖質を摂らないケトジェニックダイエットを行うのが効果的です。

(GI値、ならびにケトジェニックダイエットについては
長くなるので改めて記事にしますね)

 

ちなみにインスリンの働きは以下のようなものです。

  • 全身の細胞にブドウ糖を取り込ませる
  • 肝臓や筋肉でブドウ糖からグリコーゲン(貯蔵糖)が合成されるのを促す
  • 貯蔵されているグリコーゲンの分解抑制
  • タンパク質の合成細胞の増殖を促す
  • 脂肪組織における脂肪合成の促進脂肪分解の抑制

 

最後の2つに注目して下さい。

つまり、糖質はタンパク質と一緒に摂ってあげる事で
筋肉を育てる効果もありますが、
体脂肪を増やす効果もあるという諸刃の剣なのです。
(脂質と一緒に摂る場合だけでなく、糖質単体でも)

ですから多くのボディビルダーは
多少脂肪が付くのを覚悟してバルクアップする時期と、
ダイエットによって減量(除脂肪)を行う時期に分けています。

(減量食についてはまた改めて記事にします)

 

ただ、筋肉を増やす上での糖質の摂取については
除脂肪と両立するのは難しい(※)とは言え、

ブドウ糖というエネルギー源として、そして
インスリンという一番のアナボリックホルモンを働かせる鍵として、
うまく使えれば大変効果的です。

※ただし先にちょろっと登場した
ケトジェニックダイエットの場合は例外

 


摂取エネルギー(いわゆるカロリー)


さて、ここまでで

P:Protein(タンパク質)
F:Fat(脂質)
C:Carbohydrate(炭水化物、特に糖質)

それぞれについて簡単ではありますが解説させて頂きました。

 

次はこれらの摂取量の割合
いわゆるPFCバランスというものを考えていきたいのですが…

その前にエネルギー(俗に言うカロリー)について考えてみましょう。

 

筋肉を大きくする上では
オーバーカロリーと呼ばれる状態、すなわち

摂取エネルギー>消費エネルギー

という状態を作る必要があります。

 

貯金をしたくても収入より支出が多ければ
どう転んでも出来ないでしょう?

それと同じで、いくら筋肉を大きくしたくても、
身体の維持や運動にエネルギーを全部使ってしまったら
貯金ならぬ貯筋は永遠に出来ないのです。

 

そのためにはまず、自分が1日にどのくらい
エネルギーを消費しているのかを知る事が大切です。

 

消費エネルギーは「基礎代謝量×運動レベル」で算出できます。

 

というわけでまずは基礎代謝量。

ちなみに基礎代謝量とは
何もしなくても消費するエネルギー量の事です。

 

「基礎代謝 計算」などのキーワードでググると
年齢や身長、体重などから基礎代謝量(kcal/日)を計算してくれます。

例えばこのサイトなどは便利です。

keisan

 

基礎代謝量(kcal/日)が計算できたら、
今度はこれに、以下のうちで当てはまる
運動レベルに対応する数値をかけます。

 

運動レベル 基礎代謝にかける数値
レベル1:ほとんど運動しない 1.2
レベル2:週1~2回軽い運動 1.375
レベル3:週2~3回筋トレ有の運動 1.55
レベル4:週4~5回激しい運動 1.725
レベル5:アスリート並みの運動 1.9

 

僕の場合は2019年7月現在、

年齢:34歳
性別:男性
身長:176cm
体重:66kg

という事で、

・基礎代謝量が1,624kcal/日、
・運動レベルが3

よって消費エネルギーは
1,624kcal/日×1.55
2,517kcal/日

となります。

 

筋肉を大きくしたかったら、
この数値を上回れば良いという事になります。

逆に減量する場合はこれを下回れば良いわけです。
(ただし、これもケトジェニックダイエットの場合は例外)

 

 

ちなみにマクロ栄養素それぞれの摂取エネルギーは

  • タンパク質:4kcal/g
  • 脂質:9kcal/g
  • 炭水化物(糖質):4kcal/g

となっています。

 

もし僕がアメリカ人ボディビルダーのように
タンパク質を体重1kgにつきの3g摂るとしたら

66kg×3g/kg=198g

となります。

計算がめんどくさいので200gとしましょうか。

 

200gのタンパク質は800kcalになりますので、
これを僕の1日の消費エネルギーである2,517kcalから引くと
残りは1,717kcalとなります。

つまり僕の場合、
1717kcalを上回るエネルギーを
脂質と糖質で生み出してあげれば
筋肉は順調に育ってくれるという事になります。

(もちろんワークアウトが適切に出来ている事が前提)

 

脂質と糖質をどのような割合で摂るか
それこそ人によって千差万別です。

細かい事は気にせず、
ピザでもハンバーガーでもフライドチキンでも
ばくばく食べて一気に体重を増やし、
減量期に一気に脂肪を落とすという人もいます。

このような激太りも辞さないというバルクアップを
俗にダーティ(=汚い)バルクと呼びます。

 

逆に増量期でも脂質の摂取量を体重1kgにつき1g程度まで
摂取エネルギーも消費エネルギーを上回りすぎない程度まで
留めて、なるべく体脂肪を増やさないように筋量を増やす事
リーン(=痩せた、筋肉質の)バルクと呼びます。

 

ダーティバルクリーンバルク
また別記事にて解説するケトジェニックダイエット
この3つが代表的なバルクアップに適した食事法です。

 

どれを選択するかは自由ですが、
あまりバルクアップを言い訳にブクブク太るのは

元々の目的が見た目をカッコ良くしたり、
健康状態を維持したりする事だった場合は
本末転倒になりかねないのでご注意下さいね。

 


要素③:休養


ワークアウトと食事(栄養)を完璧にしたとしても
休養をしっかり与えてあげなければ筋肉は効率よく成長してくれません。

 

このサイトでも度々登場する
僕の師匠(と勝手に思っている)北島達也先生によると、

ワークアウト後、筋肉自体は48〜72時間で超回復(※)するようですが、
関節などのケアを考えると1週間に1回のペースくらいがちょうどいいようです。

※筋肉が以前より強くなって回復する事(サイヤ人みたいですね)。

 

ちなみにこれは大胸筋なら大胸筋を週1回、
広背筋なら広背筋を週1回というように
部位毎に週1で鍛えるという意味です。

ですので曜日毎に鍛える部位を分ける事(分割法と呼びます)をすれば
ワークアウト自体は週1回でなくても大丈夫です。

(どのようにメニュー等を組んだら良いのかは
次回記事にて紹介するプログラムにて)

 

誤解のないように申し上げておくと、
ワークアウトの頻度については人それぞれです。

部位毎に分けて、
各部位を週2回やるのを推奨する方もいれば、

全身をまとめて鍛える日を
週に3回とった方がいいという方もいらっしゃいます。

 

ただ、これからワークアウトを始める方
あるいはこれまで3日坊主だった方にとっては
僕個人としては週1回・1部位から始める方が続けやすいと思います。

 

なぜなら鍛える部位が増えるほどに
各々の部位の成長スピードは落ちざるを得ないからです。
(栄養等が分散されてしまうため)

 

また特に僕みたいに30代半ばくらいになると
関節等への負担が怪我に繋がりやすくなってくるようです。

怪我をしてしまうと、大事をとって
ワークアウトを休まなければならなくなる場合もありますので、
結局は成長が遅くなってしまうかもしれないんですよね。

 

逆に言えば週1回・1部位、
たとえば大胸筋を週1回だけに絞って鍛えた方が、
怪我をする可能性も最小限に抑えられて、
かつ目に見えて成長するため、楽しいと思うんですよね。

(もちろんワークアウトと食事がきちんとしていればですが)

 

部位を増やしたり、頻度を変えたりするのは
そうやって結果が出る事の楽しみを知ってからでも
遅くはないと思うんです。

 

忘れないで欲しいのでもう一度言いますが、
ワークアウトとは“解決策”という意味なのです。

つまり、ご自身の抱える見た目のコンプレックスや
健康問題の解決、もしくは解消に繋がらなければ
ワークアウトとは呼べないのです。

 

もちろん、初めからうまくいく事ばかりではないと思いますが、
その辺りの意識を再確認して、
結果をないがしろにせず、それでいてプロセスに集中し、
また改善を繰り返していく事の楽しみ
ぜひあなたにも知って頂ければ幸いです。

 


中編のまとめ


というわけで、
今回の記事もかなりのボリュームになってしまいましたが、
何となくでもワークアウトに興味をお持ち頂けているでしょうか?(汗)

次回は後編として、

  • 筋肉を付けるデメリット(代償)
  • ワークアウトを続けていくコツ
  • 具体的なやり方や知識の集め方

についてお伝えして参りますね。

 

「入門編としてはこれを観ればOK!」

という、おすすめのプログラムなども
ご紹介していきますので、ぜひぜひチェックしてみて下さい。

 

最後までご覧頂き、誠にありがとうございます。

素敵なムカデライフを。

 

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